こんにちは!
ハウスメーカー勤務のサラリーマンと大家業との二足のわらじで奮闘している
【プレジデント168】です!(^^)!
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さて、前回のブログの続きです↓
築8年ほどの三階建てアパートの外階段崩落により、痛ましい事故が起こりました。。
結果的に重体だった住人の女性は帰らぬ人となったしまいました。
お悔やみを申し上げます。。
これは絶対にあってはいけない大問題です!
私も建築に携わる身として、建築した会社が許せませんし、おそらく外注で組み上げた外階段を委託された会社も許せません。。
※外注ではない可能性もありますが、量産型のハウスメーカーではない木造共同住宅の場合は施工会社が外注して外階段を施工する場合が多いです。
さすがに管理がずさん過ぎたとしても、たった8年で外階段が崩壊するとは思えませんので、間違いなく施工不良。。もしくは手抜き工事ですね。。
『家は家族の命と財産を守るもの』
と私は学んでこの建築業界におりますので、より信じられない事態です。。。
建築業界では建築費(本体工事費)を安く済ませる方法は意外とたくさんあります。
材料費。
まず、過剰に躯体を強くしないことができれば、材料費は間違いなく安く抑えられます。釘一本にしても現場の数をこなせば大きな節約につながります。
さらには人件費。
こちらも賃金が高い日本人を使うよりも、経験値が仮になかったとしても賃金の安い他国の方を使うことで抑えることができます。
以前私が担当していた分譲地にある現場で、私の現場からコンセントが伸びて・・・
道路を渡って建売の別の会社の建物に入っていたので、驚いて・・・
『こんにちは~( `ー´)ノ
なんで人の現場から電気取ってるんですか!?(; ・`д・´)』
と大工さんに声をかけたところ・・・
『にほんごわかりませ~ん!
シャチョサン、あっち~(-ω-)/』
と全く日本語がしゃべれない外国の方が勝手に電気泥棒しておりました(;・∀・)
そんなレベルで家が作れるのかと恐怖を感じたくらいです(^▽^;)
そして保証。
昔でいう【瑕疵担保責任】は買主側が瑕疵を売り主側に主張することで成り立ちます。
ですので、主張できなければ売主は何もしないことが多いです。。
私も築9年の戸建ての外壁がはがれた際に大変頭の痛くなる思いをしました。。。
この件は最終的にはしごで届く範囲にビス止めをしてもらって、我慢しましたが。。。
自宅だったら発狂してましたね(;´∀`)
保証と言いながら、結局なんだかんだ理由を付けて直さなければ、アフターメンテナンス代はかからずに済みます。
建売の原価は本当に安いです。
その理由は明確です。
今回は賃貸住宅でしたので、もしかすると建売賃貸か?利回りを追求しまくって建てたアパートか?どちらかだと思います。
そうすると賃料はどこで建ててもさほど変わらないので・・・
利回りを上げるために当然建築費を下げるしかありません。。。
そのしわ寄せがあってはならない箇所に来たのは明確です。。
建てた建物が入居者に被害を与えると【大家責任】を取られます。
今回は建物が新しいという事で建築会社も責任を問われるはずだと思います。
ただ、古くなったからと言って管理をおろそかにしていると万が一の際は当然大家に責任がかかります。
上記のブログで載せた外階段の手すりが崩落しているアパート。。
我々大家は命を預かっていると改めて考えるべきです。
その上でメンテナンスを怠らないようにしなければならないですし、建築会社も仕事を取るだけではなく、命を守る建物を建てているという認識も持ってもらいたいと思います。
今回の件は本当に不幸以外の何物でもない。。。
という事ではなく、未然に防ぐことができたはずの殺人事件だとまで言い切れる気がします。。
ご冥福をお祈りいたしますとともに、その責任も大家として建築業界として考えていきたいと思います。。
つづく・・・
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